どこまででもいい、精一杯でいいから、走れだっちゃ!!!!!

☆最近見た映画☆

アウトレイジビヨンド(新宿ピカデリー
この映画のファーストカットは音から始まる。このような音のシーンは作中随所に見られ、監督は本作で音を意識してるのかなと思った。面白かったのが音で次のシーンへ半ば強引につなげてるところ。たしか三浦友和が喋ってる最中に銃声がするんだけど、そのシーンではなくて次のシーンの銃声だったというシーン。他にも、うるさい音が一気に消えある音が強調して流されるシーンもあったりして。映画館のようなしっかりした環境でこそ楽しむべきだと思います。
あと印象に残ったのは顔への光のあて方。顔って光の当て方次第でいろいろ変わってくると思うけど、本作では基本誰もが強面にみえる。そんな顔が映画館の大スクリーンを埋め尽くすわけですから是非とも映画館でみましょう。要は映画館で見ろってことですな。




(ネタバレあり)










ラストについてですが、観客への説明役である刑事がたけしによって殺られ終わるというのもメタ的だし、深作先生のあの作品のオマージュくるか?という多くの映画ファンの予想を裏切る、これしかない終わり方だと思いました。あのラスト前まで観客は従来のヤクザ映画の文脈でたけしを見ていたはず。しかし、義理や人情なんて関係あるかと最後ぶっぱなしてしまうわけです。事前のインタビューでこれからはアウトレイジビヨンドがヤクザ映画の主流になるという自信発言を行っていたのはここにあったわけですね〜。

それとちょっと残念だったのが怒鳴るシーンでクスクス笑ってる人がいたこと。映画の楽しみ方は人それぞれだと思うけど、真剣に見てるこっちとしてはかなり興ざめさせられた。あとは私語ですね〜。マナーとか散々映画館の上映前に流れてるだろうに。